見た目だけでなく着心地も確かめて、「自分たちで選んだユニフォーム」という納得感を大切にしました。

数社の製品から選ぶにあたって、ミドリ安全さんはすぐにサンプルを作って送ってくれました。おかげで、見た目だけでなく伸縮性や肌触りなど、カタログだけではわからないことを含めて検討できました。

当病院のポリシーは、「何事も一人一人が主体性を持って取り組むこと」ですので、ユニフォームも全員の投票でVEM504上（ラベンダー）、VEM510上（パールホワイト）、VEM72T下、VEMG72下（ダークネイビー）に決まりました。

現場からの要望で一番多かったのは、「夏の暑さを解決するユニフォームはないのか」。もちろん院内は一年中快適に空調管理されているのですが、患者様の体位変換などを続けていると汗ビッショリになるんです。新しいウエアは接触冷感でヒンヤリしていますし、汗をかいてもすぐ乾きます。

次に多かった要望は「動きやすさ」です。その点でもみんな満足しています。手を伸ばして点滴をぶら下げたり、患者様を移動、移乗、担送したりと、さまざまな動きに合わせてくれるストレッチ素材や立体裁断構造だから、ノーストレスで患者様のケアに集中できます。

さりげなくエレガントなデザインも、男性看護師や患者様にも好評ですよ！襟元やポケット口、袖口にあしらったスズランモチーフの花言葉は「幸福」、「純粋」、「再び幸せが訪れる」。毎日着る服の背景に、そんな意味があると思うと気分が清々しいですね。

ジェンダーレスなデザインながらどことなくエレガントなところが男女ともに好評です。

看護師、介護士を合わせると、すでに3割が男性ですから、ジェンダーレスなデザインにはこだわりがありました。男女問わず、あらゆる年代が着ても違和感のないシルエットですが、どことなくエレガントなところが良いんです。襟元やポケット口、袖口に入ったスズラン柄のアクセントが印象的。男性が着ても嫌味にならない絶妙な配分だと思います。上衣は2色選びましたが、ラベンダーは顔色が綺麗に見えるので患者様からも「素敵ね」と言っていただけています。実は、投票ではピンクと1票差だったんですけどね。

それから、快適なのがパンツです。立ったりしゃがんだり、看護師は動きが激しいのでウエストがずり下がってしまうのです。その度に上げなければいけないのですが、新しいパンツはかがんだ時に後腰部分のプリーツが伸びてくれるのでストレスになりません。ウエスト部分が総ゴムでないことも気に入っています。ウエスト全部がゴム仕様だと履いているうちに伸びてくるし、シルエットも膨らみますから。パンツの色をあえてダークネイビーにしたのも大正解でした。スッキリ見えるし、何より汚れが目立ちにくいのが良いですね。